オルタナティブ投資として日本でも活発に活動してるPEファンドとバリュー投資家の類似性についてお話しいたいと思います。
PEファンドとは
PE(バイアウト)ファンドとは、投資家から集めたお金を活用し、成熟企業/事業の買収を行い、バリューアップ後に売却することでリターンを創出するファンドになります。
詳しくはこちらをご覧ください。
また、投資銀行や経営コンサルファーム出身者がネクストキャリアとしてジョインすることでも知られています。
PEファンドの分析力
近年バイアウトファンドの高リターンが日本においても注目を集めています。
高リターンを実現するために重要となるのが、「投資」と「バリューアップ」のプロセスになります。
特に「投資」プロセス、即ち"分析力"がリターンに大きな影響を与えます。
「投資」プロセスの重要さについて、以前プロジェクトでご一緒したPEファンドの方が仰っていたことが非常に印象に残っています。
本当に良い企業に投資できれば、バリューアップにそこまで時間・労力は掛からない
PEファンドのパフォーマンス
実際に"分析力"を武器にしたPEファンドは市場平均を遥かに上回るをパフォーマンスを出しています。
PEファンドの数も年々増加しているため、パフォーマンスが高いファンドとそうでないファンドで大きな差はありますが、総じて市場平均よりも高いリターンを生み出しています。
バリュー投資家のパフォーマンス
バリュー投資家はPEファンドと異なり「バリューアップ」を行うことはできませんが、PEファンドと同様に"分析力"を駆使して、リターンを向上させることが可能です。
その際、ただ闇雲に分析を行うのではなく、機関投資家と戦わない投資を行うことが重要です。(過去に書いた投稿をご参照ください)
下記のグラフはこれまで分析を行った企業の内、成長を見込めると判断した企業の過去を遡ってリターンを算出したものになります。
あくまで結果論にはなってしまいますが、"分析力"を駆使して抽出した銘柄は市場平均よりも高いパフォーマンスを発揮していたことが分かります。
"分析力"という共通の武器を持つPEファンドとバリュー投資家は、どちらも市場平均上回るリターンを享受できると考えられます。
今後は、これまで分析した企業をモニタリングし、定期的にパフォーマンスをご紹介していこうと思います。